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今では絶滅寸前、花園神社の大酉祭で見世物小屋を見てきた。

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11/11(金)に新宿は花園神社の大酉祭に行ったきた。

これは酉の市というもので日本各地で11月酉の日に行われるものだ。

よく熊手が売れらており、日本の年末の風物詩らしい。

 

去年は練馬の酉の市に行っている。

 

digo.hatenablog.com

 

 

今回僕が行った花園神社の大酉祭は毎年60万人の来場者数がいると言われており、日本三大酉の市に数えられている。とんでもない規模だ。 

 

ちなみに下記が開催日程、まだ2日残っている。

一の酉前夜祭 11月10日(木) 一の酉本祭 11月11日(金)
二の酉前夜祭 11月22日(火) 二の酉本祭 11月23日(水)

 

そんな素敵で大規模な祭で今は珍しい見世物小屋を見てきたお話。

 

大酉祭が出来上がるまで

僕は仕事でよく花園神社の側に行くので準備中からちょいちょい見ていた。

正確な期間は分からないが二週間くらいはかけていたんじゃないだろうか。

 

職人の皆様方が足場を組んでいく。

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実際見てもらわないとわからないんだけど、これすごい高さなのよ。

まず花園神社の建物自体立派だし、高いところにあるからね。

 

この時点ではなんのための足場なのかよくわからなかった。

 

実際に完成した

あれよあれよと準備は進み実際に完成した状態がこちら

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おおお提灯を並べるためのものだったのか!

さらに当日、これらが灯るとこんなに綺麗に。

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これは壮観だった。

 

当日は嫁とまわった

そしてきたる当日。僕は仕事終わりに嫁と待ち合わせて参加した。

毎年60万人は伊達じゃなく、少しずつしか進めない。

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常に後ろの人が身体に触れてる状態。それが本殿(?)前までずっと続く。

お祭りっぽいものを食べようと2人で粉ものを食べる。名前は忘れた。

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目的である見世物小屋とは

今回の目的の一つは見世物小屋だったのだ。

見世物小屋とは、縁日などに現れては奇妙なものや卑猥なものを見せていたサーカス的なものである。僕の親世代は結構知っていると思う。

昔はなんでもアリでWikipediaによると奇形の子供、性行為、うさぎの死体を食べる子供などが見世物にされていたらしい。それが祭の縁日で見れたんだからすごい時代だ。

 

ところが今ではそんな見世物小屋も廃れに廃れ、大寅興行社という団体だけになってしまっているらしい。

見られるところが限られているので今回すごく楽しみにしていた。

 

 

いざ見世物小屋

入り口をカナリ斜めから撮った写真。

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入り口周りにはおどろおどろしい字体で演目が書いてあり、壁には見世物小屋に関する新聞記事や怪しい生き物の剥製ぽいものが飾ってある。

 

館主からのメッセージ

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入り口の横から少し中が見えるようになっており、スタッフの一人がそこから見える様子を外に実況しながら興味を持たせている。

 

僕と嫁も入ることに。

支払いは後払いで大人800円。立ち見で一演目終わるたびに少しずつ出口にすすみ、演目が一周したらちょうど出口に着くようになっている。

実際どんなものだったか写真で見せたいが、中に入ると撮影も録画も禁止。

ルールを知ってか知らずか撮っている人はいた。ステージ上から指をさされマイクで怒られる。さらにその場でデータを消させられる。徹底している。ルールは守りましょう。

 

感想

僕は大満足だった。嫁は怖かったようで半分目を閉じていた。

笑いも驚きもある。痛々しさも気持ち悪さもある。

人によっては直後には飯が喉を通らないかもしれない。

時代が変わり内容がマイルドになったとは言え、直接見るとやはり衝撃的だ。

 

内容に関して細かく書きはしないが、(ググればいくらでも当日の内容でるし)

それじゃ騙されないだろってチープな内容もある。でもそれがとても良い。客も演者もそれを踏まえた上で笑いにしている。時代に合わせて良い変化をしているように感じた。

変化はしていても小屋のイラストなど全体に昭和な統一感があり、生まれてもいないあの頃のノスタルジック感じたいモンスターの僕は幸せな時間だった。

守り抜いて欲しい素敵な文化だ。

 

結論

昔は子どもが怖いもの見たさで中に入って、トラウマ作って出てきたんだよね。

縁日のあとは学校中でその話題で持ちきりでさ。

現実でもフェイクでも、今ほど確かめる術もなくて、子どもの中で真実として残って、それをまた自分の子どもにも伝えて。都市伝説的に広がっていってたんだよ。

僕の想像だけどね、そうであってほしいなって。そういうの今は感じられないからね。とてもうらやましい。ロマンだね。

 

 

日本見世物世紀末―蛇女、ろくろ首、クモ娘…祭りの怪しげな主役たち登場

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見世物小屋の文化誌

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